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テロの被害を最小限にとどめるために スライド、講演動画公開 安倍元総理殺害事件については、本当にショックを受けました。 世界中の皆様も衝撃を受けたものと思います。 皆様もご覧になったかと思いますが、ニュースで流れた映像を見て驚いたのは、SPの対応の問題点以外に、一発目の銃声の後に、一般の方が誰一人、”伏せる”、という基本対処行動をとっていなかったことです。 下記は外務省勤務時代、赴任者、海外渡航者向けの研修で使用したスライドの一部です。銃や爆弾がネットなどの情報を元に、手製で作成できることが証明されたこともあり、日本国内の方向けにも、必要な情報になったのだと判断しています。 1ページ目は、まとめです。このスライドだけでも、周知していただきたく思います。 3ページ〜8ページは、米国からの情報です。(米国では、学校で学んでいる内容です。) 9ページは、参考動画です。 10ページ、11ページは追加情報です。 12ページ目は、以前からご紹介しているセミナーのご案内です。今回の事例を受け、テロ対策についても少しお話させていただく予定です。 下記からフルバージョンがダウンロード可能です。 https://drive.google.com/file/d/1qLng5GzTKBGyFziquNDn4BpHptPkKE4s/view?usp=sharing WEB講演会も動画になりました。是非、御覧ください。 JrSr市民講座特別(緊急)講演 2022年7月25日  「あなたがテロ、銃・ナイフ・爆弾等の被害に巻き込まれた時のために」 https://www.youtube.com/watch?v=kJR1pGBVzLQ 参考動画
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  セミナー「有事の際の邦人避難について (9月11日開催)」のご案内 主催  NPO 法人  JAMSNET日本  ( https:// www.jamsnettokyo.org/ ) 大変重要なテーマですので、多くの方の参加をお待ちしています。 関係する団体、 在留邦人の方々にも広く共有いただければ幸いです。 当日参加できない場合でも、後日動画配信で視聴可能です。 お申し込み URL : https://forms.gle/ Xg9G4LL1n89525fK8   令和 4 年度  JAMSNET日本  会員起案型セミナー 日時  :2022 年 9 月 11 日 ( 日曜日 ) 午前 10 時〜 12 時 ( 日 本時間 ) 会場  :  オンライン  ZOOM 開催 ( 後日動画配信有り ) テーマ : 「有事の際の邦人避難について 」 起案者 : 仲本光一  JAMSNET日本 会員  /  前理事長 第 I 部 講演  10 時〜 11 時 30 分 講演 1  「 98 年ジャカルタ暴動における退避経験」   太田 勉 氏  MB Logistics Director /  インドネシア在留 26 年 講演 2  「 98 年ジャカルタ暴動 日本大使館の対応。その後」        仲本 光一 前外務省診療所長  / JAMSNET USA 理事  /  岩手県奥州保健所長 講演 3  「武漢、アフガニスタン、 ウクライナでの邦人退避関連の調整経験」 宮脇 博基  1 等空佐 自衛隊空自 講演 4  「クウェート退避事案経験」 古閑 比斗志 元外務省医務官  / JAMSNET日本 監事  /  千葉県松戸保健所長 講演 5  「ウクライナからの退避経験」 講演者調整中 第 II 部 シンポジウム・質疑応答  11 時 30 分〜 12 時 「在留邦人、もしものための準備。日本が難民になった時他」 小野正昭氏 ( 海外邦人安全協会会長 / 元外務省領事移住部長 ) から のコメント予定 ◆ 参加方法 : 事前登録の方に、 9/8( 木 ) に ZOOM 会議の招待 コードを送信致します。 主催  NPO 法人  JAMSNET日本  (   https://www.jamsnettokyo. org/ ) お問い合わせ : info@jamsnetto
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  「ウクライナ語」⇔「日本語カード」 漫画家の”くさか里樹さん”が作成。今回許可をいただき共有させていただきます。 ウクライナから避難されている皆様のために、是非、ご利用ください。 ツイッター https://twitter.com/kusakariki0609 こちらからダウンロード可能です。潮出版社 https://www.usio.co.jp/topics/23203.html カードで遊ぼう:日本語習得用 https://photos.google.com/share/AF1QipOBdwVqLm_HbL3Jf4m6oLX-c4hRirhs7o8MoFU53IPlvWbXmI_Kvwmf4lzXP01HMQ?fbclid=IwAR0Z7dBBAlyQh2ibL8su0TV7VmzvaWLu_uyyr0nHyo6VBvqJY3zum-wUW6E&key=NVFkWVVvcjdCMnpGdmtfWmUxNXBtWTFxemtPN3hB 他、多数のイラストが上記サイトに掲載されています!! こちらのFBにも掲載しています。 在外邦人向け医療関連情報 https://www.facebook.com/houjinkanren 他、多言語医療問診票(かながわ国際交流財団HPより) https://kifjp.org/medical/ukraine?fbclid=IwAR09klaK9pI-NHj0jlskYSJuo-kZbcp_1yV4ekdg7is401yOZlWhyBiL9xo
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 現場でみた被災地医療 ータンザニアから東北へー 東日本大震災から11年が経過しました。また先日も東北で大きな地震が発生しています。 当時、看護師さんの雑誌に掲載いただいたものがHPに残っていましたので、ご紹介します。 かんかん!(2011年7月4日号) http://igs-kankan.com/article/2011/07/000409/?fbclid=IwAR375K09yMBSgSxkXr5PEJ0LNnLABmLjaj3agjEkNHBb8I8-wLfzsEfvbUU
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  「海外邦人の医療支援/新型コロナウイルスが世界に突きつけた課題」 2022年1月15日 咢堂塾でお話させていただきました。 2時間あまりと長い動画ですが、ご覧いただければ幸いです。 https://www.youtube.com/watch?v=o715ca5qr1k
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新年、明けましておめでとうございます。 博士と助手以外、在外邦人向けの最新情報は下記のフェースブックページに掲載しておりますので、ご参考にしてください。 在外邦人向け医療関連情報 https://www.facebook.com/houjinkanren 2022年1月元旦

『グローバルに語ろう アジア医師と見る未来』

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  番外編 グローバルに語ろう アジア医師と見る未来   以下、 m3. 様から了承を得て、掲載いたします。 https://membersmedia.m3.com/articles/3446#/  「グローバル化が進む昨今、医師にとっても「海外」が身近な話題となっています。日本人の約100人に1人が海外で暮らす現代、先生方ご自身が国外で活躍したり、自分が診ている患者さんが外国に移住したりすることをサポートしなければならないことも十分あり得るのです。  さらに新型コロナウイルス感染症が世界中で流行し、在留邦人に対する健康面・医療面のサポートのニーズが高まっています。いまや、医師という職業を続けていく上で、海外の事情に無関心では成り立たない部分があると言っても過言ではないでしょう。  本連載では、ベトナムで総合診療医とヘルスケアビジネスのアドバイザーという二つの顔を持つ中島敏彦先生がご登場。先生と関わりのある医師、看護師、ビジネスマン――国際的に健康・医療分野で活躍する方々を招き、グローバル社会の中で医師に何が求められているか、探っていきます。  今回ご登場いただくのは、元外務省医務官として数多くの国での勤務経験をもつ仲本光一先生。医務官だけでなく、海外邦人を医療面などで支援するNPO JAMSNETの理事でもあります。4回にわたり、現地でのご経験を踏まえた知見を共有いただきます。」 アーカイブ 第1回  「日本人患者が理解不足なのは...」医務官と臨床医の苦慮 https://drive.google.com/file/d/1SCxFsb_wujCj7Jt_i4fDqoWy_LKQn7sQ/view?usp=sharing 第2回  日本人は「弱者」で「マイノリティ」...医師はどう支援 https://drive.google.com/file/d/18XizxaQZKCMbGAEbpFoZ9SzxrMMejwhS/view?usp=sharing 第3回  危険な輸血勧める現地医師に、医務官は... https://drive.google.com/file/d/1ifTYsUQvH9kF02pRc7Ao0XuTyiotYryN
番外:新型コロナ関連情報 〇2021年8月29日掲載 新型コロナウイルス感染をのりこえるための説明書」シリーズの最新版「デルタ株編」 デルタ株の影響により日本の感染状況は過去最悪、 大規模災害レベルとなり、 全国各地で緊急事態宣言が発令されました。 アクセスの良かったはずの日本で、 多くの方が入院できずに自宅に留め置かれている状況が続いていま す。 皆様へのご紹介につき、玉井先生からご許可いただきました。 ご参考にしていただけれ幸いです。 ダイレクトリンク https://www.city.chino.lg.jp/ uploaded/attachment/20034.pdf 掲載HP(茅野市HP) https://www.city.chino.lg.jp/ site/korona/corona-setsumei. html?fbclid= IwAR2UWDANZ9umoKHtiIXIuphGzIWg hM4QD6MQpzokoQvKKO- fyC4UUHpVQYg#deruta
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 番外編 ベトナムの中島敏彦先生のブログ から 1.グローバルに語ろう アジア医師と見る未来 その5 「日本人患者が理解不足なのは…」医務官と臨床医の苦慮 2.グローバルに語ろう アジア医師と見る未来 その6 日本人は「弱者」で「マイノリティ」…医師はどう支援
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生活の質の話 2000年7月掲載 助手: 博士、今回が最終回ということで、何か有意義なお話をしなければなりませんね。 博士: わしはいつも、読者の皆さんのお役に立てるような話を、と思っているぞ。 助手: でも「ゴルフの話」、あれが医療情報かいな?って批判を聞きましたが。 博士: そうか。ちょっとはずれておったかな。 助手: 今回のタイトル「生活の質」というのは、quality of wife ですね? 博士: 妻の質について話してどうしようと言うんじゃ? 早くもボケておるな。それも言うならquality of lifeじゃ。医療の現場でここ10年言われるようになった言葉でな。特に末期医療などにおいて、単に延命する、そのために患者の残りの人生における生活の質を落とす事は止めよう、という考え方じゃ。 助手: 奥さんの質についても話して欲しかったんですが。まあ、ともあれ人生における生活の質ですね。つまり苦しい思いを強いられる、あるいは意識もないのに無意味に生かされているよりも、最後に残された時間をより充実したものにした方がいいという事ですよね。 博士: うむ。医療の側は、患者の希望に応じて、単なる疾患そのものに対する治療を行うばかりではなく、疼痛除去や、食べられるようにするための処置、自宅で家族と共に生活できるようにするための処置等を考慮して、場合によっては疾病の治療より優先させる、という事じゃ。 助手: 最後まで家族と共に生活する、という点ではインドネシアの方が進んでいるかもしれませんよね。 博士: そこなんじゃ。もちろん、疾病の治療レベルについては日本とインドネシアでは比較にならない。しかし、いざ手術となれば一族皆がかけつけて患者を励ます。手術が終わるまで手術室の前で数十人で延々と待つ。手術が終われば子供や孫達がずっとベッドサイドにいて身の回りの世話をする。痛みを訴えれば一晩中でも患部をさすってあげる。 助手: インドネシアでは、痛みを訴えてもなかなか看護婦さんが痛み止めの注射をしてくれないらしいですね。そうした医療側の足りない分を家族が補うんですね。 博士: うむ。そして死の床でも、ある者は手をにぎり、ある者はベッドサイドでむくんだ足を患者が落ち着くまでさすっている。あの姿を見るにつけ、自分が死を迎えるにあたり日本とインドネシアのどちらが幸せか、考えてしまう。 助手
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熱射病の話 1997年9月 助手: 博士、暑さがだんだん厳しくなりましたね。 博士: そうだな。日中は35度を超えておるようじゃ。日本も今年は暑いらしいな。 助手: そうですね。ジャカルタでも昼間外に出ていると頭がふらふらしてきますよね。 博士: それは熱中症、厳密に言うと軽い熱疲労じゃな。 助手: 熱中症ですか? 熱射病とは違うのですか? 博士: 高温に長くさらされて脱水が進み、体温が上昇してくることにより発症する病気を熱中症と呼んでいる。よく混同されているが、熱射病(日射病)というのは熱中症の中で一番重症で、多くの臓器の障害が起こった状態をさしている。熱中症の中のひとつの病態として熱疲労がある。 助手: 熱中症ね。具体的にはどんな症状が出るのですか? 博士: 発汗、めまい、疲労、頭痛、吐き気、心拍数の増加などじゃ。熱けいれんを起こすタイプもある。 助手: ねつけいれん? 子供が熱を出した後けいれんするやつですか?  博士: それは熱性けいれんじゃ。熱中症の場合は熱けいれんと言っておる。 助手: 熱けいれんね。 これも、恐そーな名前ですね。 博士: 意外に予後は良い。汗により喪失する塩分の補給がない場合、つまり多量の汗をかいた時に塩分の入っていない水だけを飲んでいると起きる。体のあちこちの筋肉がけいれんしてくる、結構痛い。じゃが、涼しい場所で寝かせて食塩を加えた水を飲ましてやれば回復する。通常、意識を消失することもない。 助手: 発汗で水だけじゃなくて塩分も失われるんですね。 博士: そうじゃ。人は突然の高熱に見舞われると発汗により1リットルあたり4グラムの塩分が失われる。しかし、適応してくれば1リットルあたり1グラムまで汗の塩分は減る。さらに腎臓からの再吸収により尿中の塩分排泄量も減少する。 助手: 1リットルあたり4グラムというのは、かなりしょっぱい汗ですね。でも慣れると失われる塩分が減るんですね。 博士: そうじゃ、いつまでもリットルあたり4グラムずつ失われていたんでは、直ぐに体中の塩分が無くなってしまう。熱けいれんは暑さに順応していない旅行者や赴任直後の人が起こしやすいと言えるな。 助手: なるほど、順応ですか。確かに日本人の場合、特に旅行者などはよく汗をかいていますけど、インドネシア人はほとんど汗をかいていないように見えますよね。彼らは完全に順応している
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血液型の話 1997年10月 助手: 博士、先日親子間で血液型が合わない例が日本の新聞に出ていましたね。 博士: うむ。父親がO型、母親がB型で子供がA型という例じゃな。 助手: ええ。この組み合わせの夫婦からは、O型かB型の子供しかできないはずですね。 博士: そうじゃ。O型はOO、この母親のB型はBOじゃった。それぞれの半分づつが子供に組み合わされるわけじゃから、子供はOOかBOしかありえない。ところが、今回の報告例では遺伝子であるDNAを調べたところ、親子であることは間違いない。さらに良く調べると、子供のA遺伝子は母親のB遺伝子とO遺伝子が組み換わっためにできたA遺伝子のそっくりさんだったというわけじゃな。 助手: なんだか良く理解できませんが、それにしてもこの夫婦は、検査の結果がでるまでもめたでしょうね。こういう例はよく起こることなんですか? 博士: 遺伝子の組み換わりそのものは少なくないが、遺伝的に証明されたのは初めての報告じゃな。 助手: そうですか。でもこれからは、子供の血液型が違う場合でも言いのがれをする事ができるようになりましたね。 博士: まあ、何を考えているかしらんが、確かに真実は母親のみ知るという場合もあるかもしれんな。男はそういう意味では悲しい存在じゃな。 助手: 血液型には、その他にRhというのもありますよね。 博士: うむ。アカゲザルの赤血球に対する抗血清で強く凝集するヒト血球をRh陽性と呼び、ほとんど凝集しないのをRh陰性と呼んでいる。輸血後の副作用やRh陰性の女性がRh陽性の子供を妊娠した場合などに大きな問題となる。 助手: どの位の割合でRh陰性の人はいるんですか? 博士: Rh抗体そのものも40種類以上知られているが、臨床上重要なのはRh1因子であり、白人の場合、陰性者は15%位とされているが、日本人の場合Rh陰性者の割合は0.5 %とされておる。血液型別に言えば、A型RHマイナス:A(Rh-)の人は500人に一人、O(Rh-)の人は700人に一人、B(Rh-)の人は1000人に一人、AB(Rh-)の人は2000人に一人ということになる。 助手: 2000人に一人と少ないんじゃ、輸血用の血液を探すのもたいへんですよね。 博士: うむ。日本の場合Rh陰性者は、自治体や赤十字にあらかじめ届けるように指導されている。いざという時のため
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デング熱の話 1997年11月 助手: 博士、やっと雨季が始まりますね。 博士: そうだな。今年は乾季が記録的に長く、雨が全く降らなかったから待ち遠しかったな。山火事が続いたための煙害もひどかったな。 助手: 空気が乾燥してましたから私ものどをだいぶやられました。 博士: うむ、車の渋滞による大気汚染も加わって、乾季の間は咽頭炎、気管支炎が増加していたな。雨が降れば気管支炎は減少するが、これからはデング熱に注意じゃ。 助手: デング熱ですね。また流行するんでしょうか。 博士: 雨の降り方が断続的、つまり降ったり止んだりであれば流行すると考えて良い。 助手: 降り方が関係しているんですか。 博士: そうじゃ。断続的な降り方はぼうふらの生育に適している。加えて都市化の影響もある。ジャカルタ市以外の地方でも都市化が進んでおりデング熱が流行するようになってきた。 助手: 政府もいろいろと対策をたてているようですが、効果は期待できるんでしょうか? 博士: 人口が集中してくれば清掃面で問題の多いカンプン地域は増える。デング熱のネッタイシマカはちょっとした水たまりでも生育可能じゃから、そうした場所では防ぎきれない面がある。 助手: どのくらいの期間、水たまりが放置されるとぼうふらが蚊になるんですか? 博士: ネッタイシマカは卵を水に産み付けると1-2日で孵化する。さらに幼虫は6-8日でさなぎになる。さなぎは2-3日で羽化して成虫になる。従って早ければ9日で蚊になると考えて良い。 助手: 結構早いですよね。そうすると1週間に1度位は庭をチェックして水たまりができていないかを調べる必要がありますね。 博士: そうじゃ。庭に殺虫剤を撒く場合でも週に1度は行う必要がある。 助手: それぐらいやっておけば安心というわけですね。 博士: ネッタイシマカは100メートル位しか飛ばないと言われておるから、家の回り100メートルの範囲で上記の処置をきっちり行い、なおかつ家にこもっていれば安心と言えるかもしれんが、現実的には不可能じゃろう。昼間の間、全く外出しないというわけにもいかんしな。 助手: 半径100メートルの範囲の駆除ですか。これは無理ですね。それに、ネッタイシマカは昼間刺すんですね。そうするとどんなに注意していても刺されてデング熱に罹る可能性はあるわけですね。 博士: そういう事じゃな。
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カルチャーショックの話 1997年12月 助手: 博士、もう年末ですね。 博士: そうだな。あっと言う間だな。特に今年は、森林火災やら飛行機事故やらと事件が続き落ちつかなかったから、時間が過ぎるのが早いような気がするな。 助手: 病気の面でも、今年初めはデング熱の大流行、乾季が長引いてからは気管支や呼吸器の病気が流行したりと、博士もお忙しかったですね。 博士: しかしこれからも雨が降ったら降ったで、洪水も予想されとるようじゃ。そうなれば、下水やトイレが溢れるなどして、食中毒が増えるかもしれんな。 助手: あれだけ雨が待ち遠しかったのに今度は洪水ですか。確かにあちこちで乱開発が進んでいるようですから、市街地の水はけが悪くなっているかもしれませんね。 博士: そうだ。君も大分、当地に対する理解が進んできたようじゃな。 助手: そりゃもうこちらに来てから2年近くになりますから、すっかり適応しています。 博士: 言葉も随分できるようになったな。さすが夜な夜な出かけて、大枚はたいて習っているだけの事はあるな。 助手: ええ、随分授業料は払いましたからね。でもこの学校で習うインドネシア語は、どうも一定ネタで内容が偏っているようですけどね。 博士: まあ良い。土地の人と交流し、言葉を習う事は適応する為には大切じゃからな。 助手: でも最初は本当に困りましたよ。言葉は全然通じないし、インドネシア人との仕事はちっともはかどらないし、来た当初は怒ってばかりでしたね。 博士: それは、不満期と呼ばれる時期の特徴じゃな。 助手: 不満期??ですか。 博士: そうじゃ。慣れない環境に置かれると、最初は無我夢中な状態じゃ。これは移住期と呼ばれる。そして数週間位たち現地の欠点が見え始めるようになる。この時期が不満期じゃ。これは、どんなに適応力が高い人でも一度は経験する。 助手: 誰でも経験するんですね。 博士: そうだ。共通のパターンじゃ。そしてさらに進むと、現地はこんなものだとあきらめ、ありのままに受け入れるようになる。この時期は諦観期と呼ばれる。 助手: そうそう、私も随分と諦めましたよ。インドネシアではこんな風にティダ・アパアパやっていくしかない、とね。 博士: さらに進んで無理なくとけ込み、現地生活を楽しめるようになると適応期と呼ばれる。しかしここまで来れる人はそれ程多くない。 助手: